超小型カメラ
1960年代、東ドイツの対外情報部門・HVAがこの超小型カメラを発明した。文書を撮影できるだけでなく、化学的なプロセスを通じて文字を縮小し、多くの文字を句点ほどの大きさもないぐらいにしてしまう。スパイはこうした方法を通じて堂々と秘密の情報を隠すことができた。超小型カメラに関する有名な事件としては、第2次世界大戦期間に二重スパイのドゥシュコ・ポポフが撮影した情報を米国FBIに提供した件がある。この情報ではドイツが真珠湾に興味を持っていることが述べられていた。しかし当時のエドガー・フーバーFBI長官はポポフを信用していなかったため、この情報をフランクリン・ルーズベルト大統領に知らせなかった。