ロシア警察が現地時間の20日に明らかにしたところによると、ロシア東部のアゾフ海の海岸で先週、青い空を眺めていた観光客と現地住民は、パラシュートをつけたロバが空に浮いている光景に驚かされることとなった。国外メディアが伝えた。
このロバは恐怖のあまり大声で鳴いていたという。体にパラシュートをつけたロバは凧のように空中を漂い、海岸沿いの上空をぐるぐる回っていた。
現地警察の報道官によると、警察の調査により、このロバはロシアの企業家数人がプライベートビーチを宣伝するために行った広告であることが明らかになった。この鳴き叫ぶロバは観光客だけでなく、現地警察の注目も集め調査が行われた。
目撃者は「あのロバはずっと叫んでいて、子供もびっくりして泣いてしまった。でも警察に電話することは誰も思いつかなかった」と語っている。
この怯えたロバは引き下ろされて水中に落ちると、狂ったようにもがき始め、岸に引き上げてみると息も絶え絶えだった。この事件は現地で大きな論争を呼んでいる。
「人民網日本語版」2010年7月21日