広州からの南方航空(南航)エア・バスA330--200型旅客機が27日14時10分、新疆ウイグル自治区カシュガル国際空港に着陸した。これは、広州・カシュガル間初の直行便で、飛行距離と飛行時間が国内空路で最も長い。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
同路線は、南航が新疆市場をターゲットとして開設した。広州・カシュガル間の飛行時間は6時間30分、毎日一往復する。広州を離陸した同便は、ウルムチ経由で西部の交通要地カシュガルに向かう。
新疆ウイグル自治区の胡偉副主席は、同路線の開通は、広東による自治区個別支援政策の重要措置の一環で、南航は、国内最西部の新疆カシュガルと最南端にある花の都・広州を簡便に結ぶ「空の掛け橋」を提供してくれたと語る。
カシュガルは新疆ウイグル自治区の西南部に位置する古代シルクロードの要衝地で、中央アジア、西アジア、南アジアや欧州各地と中国内陸部を繋ぐ重要な玄関口でもある。タジキスタン、アフガニスタン、パキスタン、インドなど諸外国と国境を接し、6つの対外交易窓口を擁し、その外向型経済の発展潜在力は極めて大きい。
「人民網日本語版」2010年6月28日