中国黒竜江省公安庁の孫邦男庁長によると、同省伊春市で24日夜、ハルビン発伊春行きの河南航空機が着陸に失敗した事故で、現場では残骸(ざんがい)の整理やブラックボックスの捜索が行われるとともに、民航局の専門家が事故原因の調査を進めている。孫庁長は、滑走路から1.5キロメートル離れた草地で機体に亀裂が走り、次いで小さな爆発が起こった、と強調した。中国メディアが伝えた。
黒竜江省伊春市委員会の華景偉・常務委員は、同機は降下時に滑走路をオーバーランして機体が断裂、一部の乗客は衝撃で投げ出され、次いで小さな爆発が起こった、と説明。伊春市は500人余りを動員して救援活動に当たっているという。
救援隊員によると、25日午前零時現在、機体の炎はほぼ消し止められた。
「人民網日本語版」2010年8月25日