「2009~2010年女性生活青書」および第5回中国都市女性生活の質調査報告の結果が公表され、中華全国婦女連合会発展部が実施した「女子大学生の就業事業情況調査報告」も初めて発表された。
QOLで北京の女性の満足度は後ろから2番目
中国婦人雑誌社と華坤女性生活調査センターが実施した「第5回中国都市女性のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)調査」は、昨年8月から10月にかけて、北京市、上海市、広州市、青島市など10の都市で行われれ、46万2894件のデータが集まった。
調査によると、都市に住む女性のQOLは61ポイントで、2008年に行われた第4回調査の63ポイントより下がり、「収入増加」や「汚染された住居環境から離れている」という評価は大幅に下がった。10都市のうち杭州市に住む女性のQOLは第1位の83.9ポイント。2位は鄭州市、3位は深セン市で、北京市は9位だった。また8割以上の女性が、住んでいる地域の治安は良好だと考えており、トップは青島、次に北京市と鄭州市が続いた。
収入の変化が最も大きいのは北京市
女性の収入の変化がもっとも明らかだったのが北京市だ。「かなり増えた」と「多く減った」の割合が10都市の中ではトップで、20代から30代の収入の変化も、「かなり増えた」「少し増えた」「多く減った」の割合がほかの年齢層より高かった。
幸せだと感じているのは学部卒の女性
幸福感が高いと感じている女性は、年齢が51歳から69歳で、毎月の収入が4001元から4500元、学歴は大学学部卒、住んでいる地域は青島だった。北京の女性の幸福感は6位。職場環境では、行政管理員や公務員、事業体の職員の満足度が最も高く、失業者は最低で、職業のストレス調査では、ストレスが最高だったのはフリーターだった。
9割の女子大生が就職活動中に差別を感じる
咋年の大学卒業者710万人のうち、女子学生は48%を占める。婦女連発展部の調査によると、調査に参加した女子大学生は、平均して約44の履歴書を出してやっと1つの内定がもらえ、平均9通の履歴書を出して1回の面接や筆記試験のチャンスが得られるといった状況で、91.9%の女子学生が性別による偏見を感じたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月25日