王座についたことのあるものの「悩み」

王座についたことのあるものの「悩み」。

タグ: 中国 五輪 スポーツ

発信時間: 2010-09-13 10:31:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

林国本

最近、中国のスポーツ・ファンやスポーツ評論家の間で話題となっているのは、北京オリンピックで中国は金メダル総数がトップとなったが、多数のファンがいるサッカー、女子バレー、バスケットはどうもパッとしない、なんとかならぬものか、とあせりに似た発言がよく聞かれる。

サッカーとバスケットは別として、女子バレーはかつて世界の王座についたことがあるので、そこから転落するのはファンにとっても、目にしたくないことだが、バレー界の人たちにとっても、大きなプレッシャーとなっているに違いない。

しかし、冷静に考えてみれば、スポーツの世界というものはそういうもので、王座に登りつめれば、その日から「追われるもの」となり、世界の強豪がそれを引きずりおろそうとして、いろいろ策を練ることになる。スポーツの面白さもそこにあると思う。

また、1つのチームとしても、そのメンバーはいつかは引退せざるを得ない日が来る。そうすると、また新しいメンバーのすり合わせのプロセスが始まる。この時期に王座からの一時的転落が起こるわけである。永遠に転落を防ぐことは不可能に近い。そうなると、たまたまこの時期にこのチームの監督になった人間は、「貧乏クジ」を引いたことになりかねない。

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