大人しくて、優しくて、控え目。それが、長きに亘って、外国人から見た「アジア女性」に特有の気質や美しさだった。しかし現在、中国が開放され、豊かになるにつれ、中国人女性、特に中国の若い世代の女性に対する国際的なイメージも、更に多種多様なものへと変わってきた。
外見から内面まで、全体像から個人像に至るまで、外国人の視線は中国人女性に注がれている。彼らの目には、新たな世代の中国人女性は、「勇敢で野心的。家庭では財布の紐を握り、まるで中国経済を動かす発電所の新型発電機のような存在」と映る。
米国人女性より「野心的」
先日、米ニューズウィークのニュースサイトが、「中国人女性は米国女性よりも“更に野心的”」と題した研究結果を発表した。これによれば、高等教育を受けた米国人女性のうち、全体の3/1の女性が自分はかなり野心家だと答えた。中国ではこの割合がほぼ三分の二になっている。また、75%の中国人女性が企業で幹部の地位を得ることを熱望するが、米国ではその割合は50%前後に過ぎない。
アジア・ソサエティーの理事を務めるジュディー・キラチャンド氏は次のように語る。中国では、制度的な障害で女性の仕事上の成功が妨げられることが少ない。よって、女性がリーダーになることも、ごく普通のことと見なされる。現在、中国の全国人民代表大会における女性の割合は21.3%に達し、米国議会での女性の割合よりも高いのである。