結婚相手の年齢では男性のほうが女性より選択範囲が広い。年上の女性と若い男性との恋愛「姉弟恋」でも、受け入れられる年齢は5歳以内だ。
11月11日の独身の日「光棍節」がまたやって来る。独身男性と独身女性たちは、「有限の生命で無限な独身事業に投入する」と叫ぶのか、それとも「光の速さで今の状況から抜け出す」のだろうか。
取材して分かったのは、伝統的な「男大女小」の結婚や恋愛の意識はどんどん変化しており、「姉弟恋」も独身男女に受け入れられるようになっている。調査によると8割の独身男性と6割の独身女性が「姉弟恋」を受け入れるとしており、データでは男性の結婚適齢期が女性より5年長い10年であることから、「姉弟恋」は独身女性の結婚問題を解決できると専門家は考えている。
「姉弟恋」の許容範囲は5歳以内
各10人の独身男女に対して行った調査では、8人の男性と6人の女性が「姉弟恋」を受け入れるとし、年齢差は5歳以内で、年が離れすぎると受け入れるのは難しいという意見だった。
賛成派:若い男性でも心は成熟している
物流業界で働く23歳の女性の徐さんは、年齢は問題ではないと考えている。「年齢が唯一の制限条件ではなく、ある男性によっては年齢が若くても心は成熟している」
「5歳以内は許容範囲」と話すのは、顔立ちのかわいい鐘さんだ。彼のまわりには「姉弟恋」が多く、多くの女友達も年下と結婚している。ここ数年こうした傾向は増えているそうだ。
反対:若い彼女と結婚すると誘惑を抑えられる
広州で5年間エンジニアリング設計に携わってきた28歳の段さんは、自分より若い男性は全く受け入れることができないという。それは自分より若いとあまり成熟していないと考えているからだ。そのため段さんは自分と同じように独立した落ち着いた男性を探している。
ジムのインストラクターをしている汪さんも、「姉弟恋」は受け入れ難いと話す。それは大都市には誘惑が多く、男性は心変わりしやすいためだ。「もしそれを抑えたいと思ったときに、少なくとも自分には若くてきれいな妻がいると自分に言い聞かせることがことができる」
専門家の分析:「姉弟恋」の成功率は2割
「もしみんなが従来の考えを捨てれば、独身女性の結婚問題は根本的に解決できる」と言うのは、結婚や恋愛問題の専門家で心理カウンセラーの于東輝さんだ。「『姉弟恋』はまだ普遍的ではなく、ちょうど勢いに乗ってきたところで、以前よりは多くなった。そして女性が男性の世話をするのもいいとされ、これこそ男女平等であり社会の進歩だろう。今まで『姉弟恋』は、家族や友人、社会の大きなプレッシャーに耐えてきた。それに女性は自分が年上であること、男性は自分が嫌われるのではないかと心配し、男性は人が自分の妻が自分より年上だと言われるのではないかとびくびくしていた」。于東輝さんが接した人たちからすると、「姉弟恋」の成功率は2割程度だという。
「姉弟恋」の感情は比較的誠実
「姉弟恋」もいいところはあると于東輝さんはいう。それは普通の恋愛より「姉弟恋」のほうが比較的誠実だということだ。それは女性が感情を主導するため、男性は比較的従順で機転が利く。それに女性は母親の役を演じ、感情は相対的に単純で誠実だそうだ。また「姉弟恋」は独身女性の婚姻問題を解決することができ、配偶者の年齢の範囲も広がる。男女の年齢差が8歳を超えなければいいという人が多いことから、25歳の男性が35歳以下の女性と結婚することも可能だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月10日