中国第5の島、福建省一大きな島である平潭島の海峡大橋・平潭海峡大橋が11月30日に開通した。平潭海峡大橋は福建省初の本当の意味での海峡大橋で、福清市瀚鎮小山東から海壇海峡を越え、北青嶼を経て平潭娘宮に至る全長4976メートル、そのうち橋梁の長さは3510メートル。橋面の道路との接地幅は17メートル、5千トンクラスの船が通航することができる。同プロジェクトには11億3940万人民元が投じられ、2007年11月に工事が開始された。平潭県は台湾海峡西岸に位置し、台湾新竹からわずか68海里に位置する、中国大陸部と台湾との距離が最も近い県だ。長期間にわたって島の自動車や住民の島外への移動は完全にフェリーに依存し、遅れた交通情況が平潭地方の経済発展を制約してきた。平潭海峡大橋の完成・開通により、島上の40万人近くの住民の交通が大きく改善されると同時に、平潭の投資環境も改善され、平潭総合実験区の開発・開放を加速し、海峡西岸経済区の建設推進に重要な役割を果たすと見られる。写真は11月30日に撮影された、海峡を横切る平潭海峡大橋。
「人民網日本語版」2010年12月1日