教育部は3日、2011年国家留学基金管理委員会が基金による奨学金助成という形で、全国から各種海外留学生1万2千人を募集・選抜することを明らかにした。募集する留学生の内訳は、大学院生6千人と高級研究者・客員研究者(ポスドクを含む)など6千人。「新華社」が伝えた。
選抜派遣計画によると、派遣対象となる主な専攻分野は、製造、IT、バイオテクノロジー、新素材、航空・宇宙、海洋、金融財務会計、国際ビジネス、生態環境保護、エネルギー資源、現代交通運輸、農業科学技術、教育、政治・法律、思想文化普及、医薬衛生、災害防止減少などの経済社会発展重点分野と人文・応用社会科学分野。
留学基金委員会が設立された1996年以降、国家による公費派遣留学は、「個人による申請、専門家による選抜、平等な競争、優秀者の採用、契約にもとづく派遣、違約に対する弁償」という選抜・管理方法を実行することで目覚ましく発展、選択肢に富んだ、各層バランスの取れた合理的な公費留学システムを確立した。1996年には2千人足らずだった派遣留学生の規模は、2009年には1万2769人と飛躍的に増加した。1996年から2009年までの間に派遣された公費留学生は計7万8524人、帰国予定者は4万5553人、実際に帰国した人は4万4555人、予定通りに帰国した人の割合は平均97.81%に達している。今年は、年初から11月30日までに選抜された人は計1万3021人、うち博士課程学生と合同育成プログラム(2大学で単位を取得する合同プログラム)博士課程学生は5958人と、全体の45.76%を占めた。
「人民網日本語版」2010年12月6日