2010年11月末の時点で、四川省ブン川地震によって子供を失った、または子どもに障がいが残り、再び出産を希望している女性の95%に相当する3564人が妊娠、うち2690人がすでに健康な赤ちゃんを出産したという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
国家人口・産児制限委員会の李斌主任はこのほど、国家人口計画生育に関する政策システムによって、ブン川地震被災地の再出産支援事業が無事完了したと発表した。
2008年のブン川地震発生後、国家人口・産児制限委員会は、「再出産全過程サービスプロジェクト」をスタートさせた。プロジェクト始動後、各級人口計画生育部門および技術サービス機関は、再出産を望む女性に専門スタッフを個別に派遣、コンサルティングや指導を行った。また、メンタルケア、産婦人科、不妊治療など各分野の専門家によるチームを組織し、出産に影響を及ぼし得る疾病に対する治療を進め、漢方薬や補助生殖など各種技術も導入し、健康な赤ちゃんを産みたいという被災地住民の切なる願いを叶えるため、全力で対応してきた。
「人民網日本語版」2011年1月10日