トイレに行かないよう6日間で飲んだ水はペットボトルわずか半分
「温州から重慶の黔江までの約2000キロ中、旅館に泊まったのはわずか4時間」と、李さんは普通6時間走って一休みしていた。だが長い時間オートバイで風に吹かれたため頭が痛くなり、薬局で薬を買って、20元を払い4時間、旅館で休んだ。
旅の疲れ以外に李さんを悩ませたのがトイレだ。「トイレへ行く回数を少なくするために、出来るだけ水を飲まないようにした。6日間でガソリン代は250元。飲んだ水はペットボトル半分。旅館では4時間休憩し、19個のチューインガムを食べた」
「私は比較的順調で、面倒なことには会わず、ずっと息子に会いたいという思いだけだった。最終的に無事、息子の学校にたどり着き、残っていた最後のチューインガムを息子に食べさせたが、それでも我慢できず息子を抱きしめ、分けも分からなく大声で泣いた」
大病を患った人のよう
息子が無事だということを知った李さんは、安心して家へに帰ったが、そのあとは10日間、起き上がることが出来なかったという。
そして腕が痛くて髪を結うことも難しく、頭痛も6日間続いて、まるで大病を患った人のようだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月19日