2011年の北京市両会(政協会議と人民代表大会)が先ごろ開催されたが、ここ数年注目を集めてきた「首都第二空港」プロジェクトが年内に工事開始される見通しだという。同プロジェクトの投資総額は少なくとも1千億元と見積もられている。これはここ数年北京市が行ってきた「南城開発計画」の最も重要なプロジェクトの一つだ。
北京市や大興の「第12次五カ年」計画ではいずれも、首都第二空港の地点を大興区南部とし、総合的な超大型の国際ハブ空港と位置づけている。「第12次五カ年」計画期間に第1期建設が開始され、航空旅客の受け入れ能力を新たにのべ4千万人拡大する。2015年の同市全体の航空旅客の受け入れ能力はのべ1億2千万人以上に達する。
首都第二空港の基本的な計画によると、短期(2020年)計画の建設用地は55平方キロメートル、長期(2030年)計画の建設用地は80から90平方キロメートルで、年の客運数はのべ8千万人に達するという。北京は新空港と首都国際空港、都市中心部との交通網の連結を強化し、新空港から都市中心部まで30分で到達できるようにする。
「人民網日本語版」2011年1月20日