中国長者番付「胡潤百富榜(中国富豪ランキング)」発表 過去12年間で24名が不祥事

中国長者番付「胡潤百富榜(中国富豪ランキング)」発表 過去12年間で24名が不祥事。 胡潤(フージワーフ)研究院が昨日発表した「中国富豪特別レポート」によると、過去12年間で長者番付にランクインしていた24名の富豪が何かしらのスキャンダルを起こし、今では「問題富豪」に落ちぶれている…

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発信時間: 2011-01-20 10:49:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

図:黄光裕事件の全貌

24名の富豪が「問題富豪」にランクイン

胡潤(フージワーフ)研究院が昨日発表した「中国富豪特別レポート」によると、過去12年間で長者番付にランクインしていた24名の富豪が何かしらのスキャンダルを起こし、今では「問題富豪」に落ちぶれている。賄賂、資本市場関連の揉め事、詐欺が富豪たちの三大不祥事だそうだ。そして、不動産業界では9人、インフラ建設業界では4人と、この2分野が問題の温床となっている。これは2回目の特別レポートであり、第1回目は2009年、8月26日に発表された。

問題を起こす富豪の平均年齢は40歳

レポートによると、スキャンダルを起こした24名の富豪のうち、服役中が17名、釈放されたのは3名で、あとの4名は未だ判決が出ていない。 彼らのような「問題富豪」の主な罪名は賄賂、資本市場関連の問題、詐欺罪である。例えば、家電大手の国美電器の創業者である黄光裕氏は、香港国匯貿易股フェン有限公司の郁国祥・元副社長、明園グループの李松堅取締役らに対し、贈賄やインサイダー取引を行った容疑で罪に問われている。また、徳隆国際投資持株有限公司の唐万新・元CEO、福禧投資グループの張栄坤・元社長など、そろって株式の市場操作を行った罪で身を滅ぼしている。なかには、刑事事件で逮捕されている者もいる。周氏グループの周小弟・元社長は傷害罪で服役中である。

統計データーによると、不祥事を起こしている富豪は40歳を過ぎた者が多い。判決が下りるのがだいたい彼らが45歳になった時で、56歳くらいで釈放されているようだ。そして、不動産とインフラ建設がもっともスキャンダルの多い業界で、不動産では9名、インフラ建設では4名、家電や小売業界では2名が不祥事を起こしている。

服役中の17名の富豪たちのうち、最もお金持ちなのが黄光裕氏であり、今年も彼は240億元の個人資産を所有し、「2010年胡潤百富榜(富豪ランキング)」で依然として21位にランクインしている。そして、次に裕福なのが物美グループの張文中・元社長で、彼の2010年の個人資産は46億元に達する。 他にも、長者番付にランクインした事がなかったためにレポートには名が出なかったが、問題を起こした企業としては、建呉グループの袁宝璟・元社長や本色グループの呉英・元社長などが有名である。

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