サッダーム・フセイン元大統領の長女
ラガド・フセインの人生は波乱万丈である。1995年、彼女は夫であるフセイン・カーメルと共にサッダームを裏切り、ヨルダンに亡命した。1996年、サッダームは2人を騙して帰国させ、強制的に離婚させたあと、カーメルに血の制裁を下した。2003年、米軍がイラクを占領したあと、ラガドは再びヨルダンへと逃げる。彼女はそこで、ヨルダン王室の支援の元、豪邸に住み、メイドも雇っていた。2007年、イラク政府はラガドがスンニ派の武装組織に資金提供していたことを指摘し、国際刑事警察機構(ICPO)に指名手配の事実を通告した。