春の卒業を前に、例年とは違ったトレンドが起きている。三大都市(北京・上海・広州)などで学んだ大卒予定者のうち、地方の二級、三級都市での就職を選ぶ学生が増えている。「人民日報」が伝えた。
熾烈な競争、高騰する不動産価格、簡単に物件を探せない……「三大都市へのこだわり」がみられた数年前と比べ、今では大卒予定者のキャリアプランはより現実的で、視野も広くなっている。
今年の就職トレンドとは?現在では明確な判断は難しいが、一部の一流大学卒業予定者がもはや北京・上海・広州にこだわらず、より広く天地を求めていることがある。
北京大学を例に、数年来北京以外で就職する学生は年々増え、地方を選ぶ学生はすでに35%、マカオ・台湾を除くすべての省・自治区・直轄市が含まれる。もともと人気の高い上海・広東・江蘇のほか、西部の四川・重慶・広西・陝西などにも学生が集中しつつある。また四大生・修士のほか、法律・医薬・化学などを研究した博士の二級、三級都市での就職もトレンドとなりつつある。
「人民網日本語版」2011年4月7日