北京市房山区人民法院は9日、危険運転罪の容疑で郭術東被告に第一審判決を言い渡し、被告に懲役4カ月と2千元の罰金が科された。道路交通安全法の改正後、「飲酒後の危険運転罪」が北京で適用されたのは初めて。
9日午前9時30分、危険運転罪に問われた郭被告に対する公判が北京市房山区人民法院で開廷、多くの自動車免許所持者を含む社会各界の200人以上が傍聴した。
開廷して45分後、裁判官は、「郭被告は、運転者として守るべき法律を無視し、酒に酔った状態で自動車を運転したため、法に基づき相応の処罰を受けなければならない。被告は素直に自分の犯した罪を認めており、前科もないことから、危険運転罪で懲役4カ月と罰金2千元を科す」と判決文を読み上げた。
被告は判決に従うと話している。裁判長は「運転者は今回の事件を教訓として、飲酒後には絶対に運転しないようにすべきだ。また、酒の席で運転手と同席している人も、事故を未然に防ぐため、運転手に酒を勧めないよう心掛けてほしい」とコメントした。
「人民網日本語版」2011年5月10日