四川の震災後水利再建、大型投資と新ビジョンで展開

四川の震災後水利再建、大型投資と新ビジョンで展開。 2011年4月、綿竹市漢旺鎮官宋硼堰取水場へと車で向かう途中、田畑の中の道に水音が響いていた…

タグ: 四川,地震

発信時間: 2011-05-11 15:39:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

二次災害を予防

「地震損壊ダムと堰止湖は数が多い上に範囲も広く、水利部門はこの問題を極めて憂慮していた。危険な状況が発生すれば、人々の生命や財産に大きな損失をもたらす。『5・12』地震被災地の人々にとって、四六時中危険にさらされて怯えているようなものだ」と朱副庁長は言う。

地震発生後、四川水利庁はただちに地震損壊ダムと堰止湖の応急対策案を立て、危険状況を回避した。1カ月以内に、すべての地震損壊ダムと堰止湖に対する応急危険除去措置が取られ、まず堰止湖と地震損壊ダムの水位をすべて安全水位以下まで下げた。

説明によれば、四川省は震災後再建の過程で、堰止湖と地震損壊ダムの危険状況発生に対するシミュレーション演習を毎年行っている。この演習は、地震損壊ダムと堰止湖に危険状況が発生したと仮定し、いかにして短時間で住民を避難させ、住民の生命と財産の安全を確保するかをシミュレーションするものだ。朱副庁長は「演習では毎回違う地域やダムを選び、現地の住民に参加してもらっている。目的は関連部門と住民に、ダムや堰止湖に危険状況が発生した場合に何をどうすべきか、どこにどう避難するかを知ってもらうことだ」と語る。

さらに記者が徳陽市水務局から得た情報によると、住民に二次災害に対する応急避難知識をもっと多く知ってもらうため、徳陽水務局は特別に地震損壊ダムや堰止湖が決壊した場合の避難知識パンフレットを印刷して配布し、村の活動センターにPR資料を張っているという。

四川省水利庁の『震災後水利復旧再建報告』によれば、現在省全体の地震損壊・危険ダムの危険除去補強工事はほぼ終了、すべての地震損壊・危険ダムは2度の増水期を経験したが、危険状況が発生したダムは1つもなく、ダムの給水と洪水防止安全保障の役割を十分に発揮した。地震損壊ダム1221カ所の危険状況は順調に取り除かれた。

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