国家人材資源(マンパワー)・社会保障部(人保部)は21日、「2010年中国報酬発展報告」を発表した。これによると、大学本科卒業生の初任給が最も高い業界は、金融、不動産、ITで、最高額は2520元。専科卒業生の初任給が高い業界ベスト3はマスコミ、不動産、ITで、最高額は1882元だった。 初任給が最も高い4都市は順次、深セン、上海、広州、北京で、二級都市の成都、武漢、東莞がそれに続いた。
一級都市の住宅価格が高いまま下がらず、生活コスト高に苦しむ大卒生がますます増えるなか、給与レベルがやや低い二級・三級都市で就職するという選択が増える傾向にある。大学生が卒業後初めて就く仕事を選ぶ際に、「幸福」という指標を重視する動きは、今後しばらく続くと予想される。
「人民網日本語版」2011年5月24日