ここ数年、中国では少子化が進んでいる。今年4月末に発表された第6回中国人口普査(中国の国勢調査に当たる)によると、0歳-14歳の人口は2.2億人で、全国総人口の16.6%を占めているということである。人口学上の基準では、0歳-14歳の人口が15%-18%になった場合は、深刻な少子化で、15%以下は超少子化とされており、中国はすでに少子化社会に入っているといえる。
一方、現在、65歳以上の高齢者人口は世界の平均水準を上回っているという。これは、高齢化の加速や、出生率の急速な下落を裏付ける証拠になる。少子化と高齢化の傾向は、中国の公共資源の配置に影響を与えるかもしれないと懸念されている。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年6月8日