ロンドン・オリンピックも1カ月、1カ月と近づいており、中国の一部チームはそのための中国語でいう「封閉訓練」、つまり、マスコミなどの取材をいっさいシャットアウトした合宿訓練に入っている。
金メダル総数一位が精神的負担にならないように、メダル面では強化も必要であることはいうまでもない。心理学に燃えつき症候群という言葉があるが、目標を達成したものはたえずリフレッシュして、新たな目標を設定しなければならない。迷っていてはならないのである。
今回の日本チームに負けたことは、中国のスポーツ界にとっては前進途上での曲折に過ぎない。ここで自分を取り戻して、過ぎし日のガッツを身につけて奮闘しなければならない。キャッチアップで他国のチームを追っかけている頃のファイティングスピリットよ、もう一度と言いたい。来年のロンドン・オリンピックはいい試練となろう。1回や2回の負けで腰折れするようなひ弱さではいけない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月20日