麻薬を焼却する工場の前で門番をする銃を持った特別警察
北京市の警察は6月19日、重さは489.39キログラムのエクスタシー、メチルアンフェタミンなどの麻薬を集中焼却破棄した。闇市での取引価格は2億6000万元(約32億4000万円)相当。
警察側の麻薬検査鑑定センターの専門家らは午後13時、警察の監督のもとで、焼却する麻薬に現場検査を行った。その後、麻薬をプラスチックケースに詰め封印し、2台の特別警察の特殊暴動防止用車両(鋼板、十字鉄線装備)で輸送した。完全武装の特別警察は銃を持ち、突発的な状況に対応可能な厳重警戒態勢で対応した。
北京市公安局麻薬撲滅本隊の責任者によると、今回焼却した麻薬にはヘロイン、メチルアンフェタミン、大麻、エクスタシー、コカイン、ケタミンや国家管理の医療分野の麻薬などが含まれる合計489.39キログラムで、北京警察が2008年と2009年の2年間に押収したものだ。
警察と作業員は15時30分、麻薬を入れたプラスチック箱の封印を開け、麻薬を溶鉱炉に投じた。この全過程はビデオカメラで撮影され記録されている。
また、今回麻薬を焼却した溶鉱炉はセメント工場の環境保護用の高炉だ。麻薬は高温の作用で、すぐに気化され焼却され、全く残留物は発生せず、環境汚染の懸念はない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月20日