日本の華字紙「日本新華僑報」は20日、多くの日本人男性が「嫁取り難」や「結婚難」にあえいでいるとする評論を掲載した。実は、中国人男性も同じ悩みを抱えている。中国人男性の問題は、主に経済的なものだ。結婚はこの上なく現実的なもので、生活していく上で必要な物質面の基盤を保障するものだ。結婚は男性にとって巨大なプレッシャーであり、マイホームや車だけでなく、結婚指輪さえも準備せず、結婚式も挙げずに、 婚姻手続きだけで行う「裸一貫」の結婚「裸婚」は勇気ある人にとってのゲームに過ぎない。男性が「裸婚」を希望しても、女性は決して賛同しない。
評論の要旨は次の通り。
日本政府が17日に発表した2011年版「子ども・子育て白書」によると、適齢期男女の8割以上が結婚願望を持っていたが、実際結婚にこぎつけたのは、男性が5割、女性が7割足らずだった。男性の既婚率と収入の多さは正比例の関係にあり、日本人男性が実際に結婚できるかどうかのボーダーラインとなるのは、年収300万円。
多くの日本人男性が「嫁取り難」や「結婚難」に悩んでいる。物質的に十分豊になったこの時代に、結婚は一種の「贅沢」になろうとしている。永遠の愛と言えば美しくこの上ないが、具体的な結婚話になれば、物質的条件が顔を出す。 物は乗り越えることができない大きな壁のような存在で、美しい愛情でさえもその壁に向かって頭を垂れざるを得ない。「嫁取り難」の悩みは、多くの中国人男性にも当てはまる。中国人男性が嫁さんを娶るのが難しいのは、ほとんど経済的な問題による。日本人男性は年収300万以下の場合結婚が難しいが、中国人男性が背負うプレッシャーはそれよりはるかに大きい。2011年結婚費用調査によると、結婚費用が高い中国上位3都市は順に深セン、北京、上海で、軒並み200万元以上と、現地住民の年収の10-20倍に相当する。この結婚費用はあくまでも中レベルを想定した数値だ。