「地味婚」はただのゲーム 中日男性は結婚難

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タグ: 男性 結婚難

発信時間: 2011-06-21 16:02:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

結婚はこの上なく現実的なもので、生活していく上で必要な物質面の基盤を保障するものだ。中国では今、「裸婚」が流行している。これは2008年に誕生したネット新語だ。従来の伝統的な家庭観は廃れ、ますます多くの現代の若者は、結婚に「自由」と「独立」を求めている。「結婚式」を重く見る風潮はますます弱まっている。テレビドラマ「裸婚時代」は大人気となった。主人公のカップルは「裸婚」を決意、お金のない男性が相手の女性の母親を説得するやりとりが、ネットユーザに大いに受けた。しかしドラマは結局ドラマにすぎず、「裸婚」はしょせん勇気ある人にとってのゲームなのだ。調査によると、「裸婚」に賛成する男性は80%に達したが、70%の女性は否定的な見方をしていた。

新興国である中国は、経済が急速に成長する一方で、住宅価格や物価が高騰し、マイホームの購入が最大の難題となっている。北京、上海、深セン、広州などの国内一線都市に持ち家があるということは、妻帯者という意味だ。一方、先進国・日本の経済発展レベルは非常に高いが、経済情勢は全体的に低迷しており、若い人は就職難や低収入という問題を抱え、非正社員がますます増えている。中日両国の国情はかなり異なるが、「嫁取り難」という問題に直面している点では同じだ。中国では、ネットユーザが男性の「男」という字の上部の「田」を人民幣の「幣」に代え、新しい漢字を創り出した。結婚するためには、「田」があっても何の足しにもならず、「幣(現金)」を必要とする。

男性の結婚難に対応するため、政府は政策上の措置を講じる必要がある。新婚カップルが結婚に必要な費用を低く抑えられるよう、結婚補助金や住宅補助金の支給、結婚後数年間の免税、子育て家庭への支援などさまざまな政策サポートを実施し、彼らの後顧の憂いを軽減すべきだ。結婚は一生の間で必ず通る段階であり、精神的に落ち着くことができる家庭という巣を人は必要とする。物質的なものは全体のごく一部にすぎず、精神的な支え合いの方がより重要だ。作家・村上春樹氏は、「愛し合う2人にとって、相手に対する思いやりが最高のすみかとなる」と語っている。愛を成就するため、勇気を持って一歩を踏み出す人が増えることを願ってやまない。

「人民網日本語版」2011年6月21日

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