ドイツの科学者は先ごろ、腸管出血性大腸菌保有者の処理した食物を食べたレストランの客20人が発病し、人から人への菌の感染を確認したと明らかにした。
ドイツの腸管出血性大腸菌のケースでドイツ政府係官は20日、初めての「人から人へ」の感染ケースを確認したと述べた。ドイツ当局は一般人に対して、病原菌が患者を通じて他人に感染する可能性があるため、レストランやプールなど利用の際には特に注意するよう警告している。
中東の衛星放送アルジャジーラのウェブサイトによると、ドイツ当局は、フランクフルトのあるレストランの厨房で働く女性従業員が大腸菌に汚染されたもやしを食用し、彼女が処理した食物を通じて彼女の病原菌がレストランの客20人に感染して「人から人への伝播」が発生したと発表したという。
同レストランは現在調査中だ。ドイツの消費者団体によると、もし同従業員がトイレの後で手を洗っていれば、この事件は発生しなかったとしている。
同ケースは腸管出血性大腸菌が人から人に感染することを実証した初めてのケースだとドイツ当局は述べている。当局は今週さらにサンプル調査を行い、結果は20日以降に明らかになる見通しだ。
「人民網日本語版」2011年6月22日