大手求人サイトMonsterの最新調査によると、約3分の2の回答者が過去にパワー・ハラスメントを受けたことがあると認めた。パワー・ハラスメント(以下、パワハラ)とは一般的に、職場内で人間関係の衝突を生じさせる行為をいい、▽公然とした侮辱▽社員の業績の無視▽他人のミスを理由なく咎める▽社内規程を独断で当てはめる▽社内の人間関係から特定の社員を排斥・孤立させる--などがある。
世界各地で行われた今回の調査では、地域や文化の違いでパワハラの発生率が異なることが分かった。総体的には欧州の会社員のパワハラ発生率が最高で、83%の人がこれまでに精神的および肉体的に被害を受けたと答えた。アジア諸国でのパワハラ発生率はやや小さく、約45%の人がパワハラにあったことがあると認めた。中国の会社員のパワハラ発生率は世界最低のベルギー(38%)よりやや高い約40%だった。
「人民網日本語版」2011年6月28日