▽列車にすっかり魅せられた外国人記者
外国人記者は、北京-上海高速鉄道に対してとりわけ関心を持っている。高速鉄道技術の先進国であるドイツの記者数人は、高速鉄道の安全性について興味を示した。北京-上海高速鉄道有限公司工程部の魏強主任は「我が国の高速鉄道は、安全性と快適性の点においては、強大な競争力を持っている」と話す。
一等車2号車の車内では、カナダ、ブラジル、英国、フランス各国の記者がある老人を取り囲んでいた。老人は、鄭州鉄路局の元局長・徐宜発氏(62)。記者達は徐氏に、中国の高速鉄道技術の強みについて話を聞き、「中国は高速鉄道技術を輸出する考えがあるかどうか」と尋ねた。徐氏は、中国の高速鉄道技術は、ドイツ、フランス、日本などから進んだ高速鉄道技術を導入し、ほかの国が持たない総合的な優位性を備えるようになったと答えた。
車両を見学した後、日本TBSテレビの真下淳記者は「北京-上海高速鉄道には、日本の新幹線にはないビジネスクラスがある。中国人は金持ちになったな、という気がしますね」と感想を語った。
「人民網日本語版」2011年6月28日