台北忠孝敦化商圈
台北人は忠孝敦化商圈を東区と呼ぶことが多い。忠孝東路と敦化南路の交差点近くの商圈であるためだ。交通が便利で商業活動が盛んなことから同地の商圈は拡大を続け、現在の規模に至る。一般に敦化北路南京東路入り口から市政府周辺までの地域を東区と呼ぶ。
東区は台北市中心の最もにぎやかな商業地区で、MRT(都市鉄道)と公共バスが網の目のように張り巡らされ、デパートやレストランが林立し、有名ファッションブランドや衣料品チェーンの本店はほとんど全てこの地にある。夕方になると屋台も出て多くの人で賑わい、にぎやかな音楽と威勢のよい呼び込みの声が飛び交う。ショッピングに訪れる人のために様々に趣向をこらしたインテリアの数多くの喫茶店やファーストフード店があり、レストランはいつも満員だ。多くの有名レストランは行列待ちの状態となっている。
信義路と忠孝東路の間の敦化南路には数多くの高級ブランド旗艦店があり、様々なブランドの衣料品やアクセサリー、靴、バッグが売られている。特にSogo敦南二館から遠企ショッピングセンターにかけての一帯、高級アクセサリーのcartier、ファッションリーダーのルイ・ヴィトン、若者に人気のDKNYといったブランドが並び、敦化南路に行けば世界的なブランドを楽しむことができる。
同地はナイトライフも豊富だ。バーやディスコは様々なスタイルでしのぎをけずり、国際的なDJのパフ?マンスやグループの演奏などが有名だ。深夜営業のカラオケや映画館などの娯楽場所も多く、週末になるとおしゃれな若者たちが集まり、ドリンクやダンスを楽しむ。夜明けに帰路につく人の群れは台北の夜の風物詩となっている。