台中精明一街
大曙ハ十九街と大隆路の間に位置する約100メートルの区間には、美しい歩道とおしゃれな看板、明るいショーウィンドウが並ぶ。両側には衣料品店やカフェ、レストラン、ギャラリーなどがあり、歩行者天国にはベンチが置かれ、祝日になると野外音楽会や展示活動などが開かれる。フランスのシャンゼリゼ通りを思わせる、ショッピングや芸術、エンターテイメントが一体化した通りだ。
慌しい都会の生活の中でささやかな憩いを求める人が少なくないが、精明一街はまさにコンクリートジャングルの中の芸術の町だ。街角のカフェに座って芳しいコーヒーを味わいながら、行き交う人の群れを眺めるのは格別の趣がある。様々な色のパラソルの下に置かれたテーブルとイスが、パリのシャンゼリゼ通りを彷彿とさせる。
同地ではアート関連のイベントが盛んで、パフォーマンスアートや音楽会、仮装パレードなどがよく行われる。また街角でのアーティストのゲリラ公演も町に大きなエネルギーを与え、消費文化だけではない空間を味わうことができる。