中国の大陸部から台湾への個人旅行が、6月末より試験的にスタートする。福建省はアクセス整備に力を入れており、飛行機・船ともに豊富な便数を用意している。これにより、福建省は台湾へのターミナルへの一歩を踏み出した。また、同省では2本目となる海上ルートも準備中で、福建省の平潭から台湾本島へ行けるようになる。さらに多くの航空路線を用意することで、利用者のアクセス向上をはかっていく。「人民日報」海外版が伝えた。
福建省にはすでに3つの台湾ルートがある。船による直行ルート、福州と厦門からの空の直行便など多彩なアクセスを用意している。そのルートは、水陸合わせ全12路線あり、毎週377便が行きかい、うち船便は322便、飛行機は55便。福建省は、台湾へ最もアクセスしやすい省となっている。
大陸からの利用者は、アモイから「中遠の星」という名前の大型船に乗ることができる。これは台湾北部の基隆港、中部の台中港に直行する船で、大陸?台湾本島間で唯一の定期航路。運航は週4便。このほか福建省は、準備中の平潭-台湾本島航路のために、就航予定の大型船「海峡号」や港の建設などを急ピッチで進めており、年内には運用に入りたい考え。
「人民網日本語版」2011年6月24日