国内のブタ肉価格が過去最高を更新し続ける中、中国の中糧集団は日本の三菱商事、伊藤ハム、米久の大手企業3社と提携し、国内の養豚業と肉類加工分野に進出することが明らかになった。中国市場でのシェア獲得が狙いであると見られる。
中国中糧集団有限公司と三菱商事株式会社、伊藤ハム株式会社、米久株式会社は共同で100億元を投じて合弁会社に関し、すでに設立合意に達している。
中糧集団は6月23日、日本大手企業3社が共同出資の投資会社(MIY)を通じて中糧集団の食肉と加工食品を主要業務とする持ち株会社の33%の株式を取得する形で出資すると発表した。
国内の養豚業と肉類加工分野における外国企業との協力事業でこれは最大規模の提携となる。中糧集団はこれまでに養豚分野に布陣してきた。総投資額200億元で天津、江蘇と武漢で年間豚300万頭が出荷できる養豚基地を建設した。現在、この3つの基地はすでに続々と生産を開始しており、年間出荷数は150万頭に達している。