大陸部住民の台湾への個人旅行がまもなく解禁されることを受けて、中国銀聯と台湾地区の協力機関は22日、個人旅行歓迎のキャンペーン「台湾個人旅行・銀聯がお供します」のスタート式典で行った。式典で明らかにされたところによると、銀聯カードの台湾におけるサービスが今後一層グレードアップする予定で、「台湾大車隊」に加盟するタクシー7千台にカードで乗車できるようになるほか、台湾高速鉄道の乗車券もカードで購入できるようになるという。
銀聯カードは2009年8月に台湾での利用がスタートし、これまでに特約店は約4万軒、使用可能な現金自動預払機(ATM)は1万7千台に達して、台湾地区の70%をカバーするようになった。今年6月20日現在、同地区内でのカード取引件数は395万件、取引金額は82億元に上った。
中国銀聯の許羅徳総裁によると、このほど銀聯が台湾の複数の機関と共同で、台湾における銀聯カードサービスをグレードアップすることにしたのは、まもなく始まる個人旅行に向けて、質の高い、便利で迅速な決済サービスを提供するためであり、これは各方面の金融業務協力の強化における新たな進展であり、また両岸の交流・協力の新たな成果でもある。今回のサービス向上によって、銀聯カードの台湾での利用範囲は空港の免税店、コンビニエンスストア、デパート、有名観光地といった大陸観光客が頻繁に訪れる消費・買い物スポットから、交通の分野や観光消費の分野にまで拡大することになった。
「人民網日本語版」2011年6月23日