東南大学付属中大医院で最近、体重差の大きな男女の双子が生まれた。兄の体重が3700グラムあるのに対して、妹はわずか1700グラムだ。
双子の兄は「大四両」(両は中国の重さの単位。50グラム)、妹は「小四両」と呼ばれている。兄の「大四両」は母親の病室で一緒に過ごし、体格も食欲も大きい。一緒に生まれた妹の「小四両」は小さいため保育器に入っている。医師によると、妹は数日前に熱を出して肺に炎症があり、現在は病状が安定しているが経過観察が必要だという。
母親の王霞さん(仮名)によると、彼女と夫は南京で働いている出稼ぎ労働者だ。2月に病院に検査に来たところ双子であることが判明したが、当時のエコーでは体格に差はなかったという。7月7日、検査で右側の胎児の心臓の反応が悪いことがわかり、同日午後に帝王切開で出産した。この時胎児は既に38週以上で満期に達していた。手術は成功し、双子の兄は出生時の体重が3700グラムだったが、妹はわずか1700グラムだった。なぜこんなに体重差が生じたのだろう。同病院産婦人科の于紅主任医師によると、双子の発育に差が出る原因はたくさんあるという。胎児の先天的な奇形や血流のアンバランス、胎盤の血液供給の不足、一方の胎児の臍帯が圧迫されたり曲がったりして発育のアンバランスが生じることもあるという。
兄の「大四両」は母親とともに一足先に退院。妹の「小四両」も肺の感染がおさまったので17日に退院したという。
「人民網日本語版」2011年7月20日