サッカー女子W杯優勝なでしこジャパン(資料写真)
日本新聞網20日の報道によると、サッカー女子W杯で優勝したなでしこジャパンだが、1人あたりの賞金はたったの150万(12万元)、男子日本サッカーチームの賞金より23倍も少ないという。この金額が日本のサポーターたちの強い不満を呼び、抗議のメールと電話が日本サッカー協会に殺到した。これを受けて日本サッカー協会は賞金を500万円に値上げすることを決めたという。
日本サッカー協会はW杯優勝の賞金を、男子は3500万円、女子は150万円と設定していた。差額は23倍である。今回、なでしこジャパンは米国チームを破り、日本だけではなく、アジアの初のW杯の金メダルを獲得した。これは東日本大震災の発生以降、一番人心を奮い立たせるニュースになった。日本では、なでしこジャパンに「国民栄誉賞」(日本国家最高賞)を授与しようという声も多い。
それにしても、年俸たった300万―350万円の選手たちを優勝という栄誉を勝ち取った後も、エコノミークラスでドイツから日本に帰国させるというのは、米国チームのチャーター機帰国に比べ、実に貧弱である。一部のサポーターはネットで政府を批判し、チャーター機で勇敢な女子選手を迎えるべきだった、疲れ果てていた彼女たちを普通の乗客と一緒に、しかもエコノミークラスで帰らせるなんて惨いことだと意見していた。
批判が集まったことを受け、関係部門である日本サッカー協会会長は、なでしこジャパンの賞金を1人150万円から500万円に値上げすることを発表したのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月22日