医療要員が著しく不足しているため、整形病院も救援に加わった。温州芸星整形病院の医師と看護士は1時すぎに現場に駆けつけた。看護部主任は次のように語った。大部分のけが人はすでに運び出した。われわれが受け入れた1人のけが人は車内で生存していた最後の1人かもしれない。この人は胃から大量出血しており、けがの状態は比較的重い。
温州康寧病院は事故現場に最も近い病院の一つ。看護士の潘晨燕さんは、この夜、病院に運び込まれた54人のうち、3人は着いたときすでに死亡していたと語った。
午後2時現在、死者は35人に増え、ほかに191人がけがをしていた。浙江省の多くの医療機関が温州の支援にかけつけ、現地で血液が足りないため、温州市の多くの大衆が徹夜で献血に訪れているという。
(新華網日本語=中国通信社)2011年7月25日