その後、ボランティアたちは▽心理カウンセリングチームや自家用車による被害者家族輸送チームの組織▽ミニブログを通じたボランティア応募窓口の設置▽献血▽交通ターミナルでの負傷者家族のボランティア受付設置▽負傷者家族の病院への護送▽行方不明者の安否確認--などの活動に携わった。
「義工分会」の責任者によると、中間統計では、温州市のボランティアチーム約50団体、3000-4000人が今回の救援活動に参加し、推計では延べ800人前後が献血を行った。
▽数時間でボランティア1千人以上が新たに参加
「星火義工隊」(ボランティアチーム)は客運センター(バスターミナル)と温州新南駅に負傷者の家族が大勢いることを知り、受付を設置。「蛍火虫義工隊」は交通整理のため黄龍街道に向かい、自家用車による被害者家輸送チームを組織した。「182義工隊」は康寧病院で心理カウンセリングを実施。「薬師義工隊」は康寧第三病院で医療サポートを行い、「東阿阿膠義工隊」はボランティアらに阿膠(血液機能を高める生薬)を配布する……。
市内全体の4分の3に当たる91のボランティアチーム、15014人のメンバーを抱える「慈善総会義工分会」の副会長兼副秘書長である董磊磊氏の電話は記者が取材した際、15秒ごとに鳴り続けていた。事故発生後の数時間内に、10以上のボランティア組織が董氏と連絡を取り、緊急救援活動に直ちに加わった。その数は1千人余りに上ったという。
「人民網日本語版」2011年7月27日