米国のCNNに「世界で最も気持ち悪い食べ物」のトップに選ばれた中国のピータンがこのほど、ヒルトンホテルの中国式の朝食メニューに登場した。ホテルのスタッフによると、この中国式の朝食は西洋人でなく、中国人の好みに合わせたものだという。米紙「ワールド・ジャーナル」が伝えた。写真は陳運璞記者が撮影
米紙「ワールド・ジャーナル」の報道によると、ヒルトングループは8月16日、サンフランシスコで「世界各ヒルトンホテルの歓迎計画」を発表した。同計画は、中国人観光客に多種のサービスを提供するというもので、具体的には中国式の朝食、ホテル受付での中国語ができるスタッフの常駐、客室での中国語の説明、中国語テレビチャンネル、中国茶、さらには中国人の習慣に合わせたスリッパなどが含まれる。
サンフランシスコ、ニューヨーク、ハワイ、バンクーバー、ロンドン、東京、シドニーなど中国人が最も好む観光都市の計13カ国、51軒のヒルトンホテルが8月16日から、かゆ、長揚げパン、広東式点心など中国人の好みに合う朝食を提供する予定だ。
同計画は中国人観光客を大いに引きつけると見るサンフランシスコの中国系の李孟賢市長は、「妻との中国観光で最も期待することの一つは、ホテルが提供する豊かな朝食だ。中国式の朝食の魅力で、観光客を増やすことができるだろう」と期待を示した。また、「受付に中国語ができるスタッフがいることも、中国人観光客を引きつける特徴の一つだ。サンフランシスコの空港には、中国語やスペイン語のできるスタッフが多く、現地の観光業に非常に貢献し、観光客たちに親しみやすさを感じさせている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月19日