ナショナルチームの長谷部誠選手
最近、日本でサッカー選手が本を出版するブームが熱い。「中華読書報」の報道によると、その中で最も人気があるのが長谷部誠選手が書いた「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」で、3月18日の発売からすでに21刷となり、百万部を超えた。長友佑都、阿部勇樹、三浦知良などのサッカー選手たちも本を書いている。日本の「読売新聞」は、「これらの世界サッカー界の頂点に登った選手たちが戦果でサッカーファンの目を引きつけるだけではなく、文字でも読者の心を捉えている」と評価する。
長谷部誠選手は今年1月、アジアカップを勝ち取った日本ナショナルチームの主将だ。「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」の中で、勝つためには熱くなりすぎず、自分の心を整えることが最も重要で、生活における様々な挑戦に直面できる方法だという。長谷部誠選手も「自らを鏡として」客観的にプロとして失敗の教訓を分析し、だれでも実行できる精神コントロール方法を披露している。出版側によると、「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」が人気の理由は、長谷部誠選手個人の魅力のほかに、多くの人が東日本大震災のため、落ち着かない生活をしており、「心を整える」方法を急ぎ探しているためという。この本の印税は全額、日本赤十字会を通し東日本大震災被災者に寄贈される。
また、日本ナショナルチームの長友佑都選手は、今イタリアのインテル・ミラノの選手だ。彼は「日本男児」という本を上梓し20年の人生をまとめた。5月25日発売から、今まで35万冊が販売され、これもすべての印税を東日本大震災被災者に寄贈している。長友佑都選手は「情熱的な言葉で、複雑な家庭環境で成長した自分の生活と考えを書いた。夢を持つ人、苦しい人、壁にぶつかっている人、すべての人に対し勇気を与えられることを望んでいる」と述べる。
44歳の三浦知良選手は日本サッカー界の「キング」と呼ばれ、今でもピッチで努力し活躍している。自分の随筆「やめないよ」に、かつてとても輝かしいサッカー人生の時期もあったが、それらは過ぎ去ったストーリーで、今日という日もすぐ過去になる。明日のことだけを考え、どうすれば自分が強くなれるかだけを考えている。」と書いている。
他にも2011女子サッカーワールドカップを獲得した「なでしこジャパン」の澤穂希選手が書いた「栄誉」、「沢穂希」も増刷が続いている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月27日