王傑くんのパフォーマンスは外国で注目の的
2011年1月20日夜、アラブ連合共和国アブダビでマイケル・ジャクソンを記念するコンサートが開催され、8000人の体育館がいっぱいになった。中国人の若者、王傑くんが「Billie Jean」を歌い始めると会場のファンは総立ちになり、拍手とダンスで会場が震えるほどだった。
今、マイケルのモノマネでスターになった王傑くんは中国だけではなく、招待され米国、マレーシア、シンガポールなど各国に公演に行き、「中国のジャクソン」と呼ばれている。
マイケルのダンスに夢中の若い農民
1980年8月17日、王傑くんは河南省に生まれた。両親は農民で村の中でも貧困な家庭で育った。1996年7月、クラスメートが王傑に一枚のDVDを見せた。黒い帽子とスーツを身に着けた男性が激しい音楽でダンスをしていた。このシーンに王傑くんは感動し熱中した。「マイケル・ジャクソン」その時、王傑くんはこの名前をおぼえた。
マイケルが自分の魂に入り込む
時間が経つに従い、王傑くんはダンスでマイケルをまねるだけではなく、その心も自分の魂に入り込んできたという。彼は「心が通じることで、外見だけからほんもののモノマネになる」
じぶんのモノマネで世界が中国を了解する
普通の農民から、中央テレビの年間魅力人物、上海万博の「傑出貢献賞」、世界和諧基金会の「ハーモニースター」などを受賞するところまで、米国CNN、AP通信、鳳凰衛星テレビなど国内外多くのテレビ局から取材を受け、外国へも行き、王傑くんは大人気のモノマネスターになった。だが、王傑くんは、モノマネは最終目的ではなく、自分のモノマネを通して世界が中国を了解することが目標だと語る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月7日