北京協和医院感染内科の専門家による最新の研究によると、HIV感染者の涙腺又は涙にもHIVウイルスは存在しており、涙を通じてHIVに感染する可能性があるという。北京晨報が9日に伝えた。
協和医院感染内科の専門家・李太生氏らは6年間あまりの研究を通じ、長期的にカクテル療法を受け、血液中のHIVが「陰性」となった患者でも、涙にはまだ比較的多くのHIVが含まれていることを発見した。涙腺又は涙の関連組織・器官にHIVが存在し、涙からHIVに感染する可能性がある。このため専門家は、HIV感染者の目の検査や手術の際は、慎重に行うよう警告している。
同研究の関連論文はこのほど雑誌「AIDS」に掲載され、世界的に幅広い注目を集めた。
「人民網日本語版」2011年9月9日