台湾から中国に寄贈されたタイワンジカの「点点」
今年4月16日に台湾から中国に寄贈されたタイワンジカの「点点」が26日午前、山東省威海市の劉公島国家森林公園で、体重1610グラム、体温37度、体長56センチ、背丈40センチ、胸囲33センチ、腹囲33.5センチのメスの赤ちゃん1頭を無事出産した。中国国営の通信社「中国新聞社」(電子版)が報じた。
今回の出産に先立ち、同公園はお母さんジカ「点点」を隔離し、新鮮な桑の葉や水分たっぷりの濃厚飼料、母乳促進のための電解質溶液などを準備、万全の態勢で出産を迎えた。現在、母子ともに健康という。
台湾は4月に「点点」と共に、つがいの「繁星」、タイワンカモシカ「喜羊羊」と「楽羊羊」を中国に寄贈、同公園に到着したあと隔離検疫期間を経て5月28日、正式に一般公開された。
同公園管理所の張玉穏獣医兼飼育員は「26日早朝6時に、『点点』が外場館の西南の角で分娩しているのを発見、破水し赤ちゃんが出てくるまで約15分かかり、赤ちゃんジカは出産30分後に自分の足で立った」と当時の状況を語った。
「人民網日本語版」2011年10月27日