27日午前11時50分ごろ、上海駅近くの恒豊路と長安路の近くで路面の陥没が発生、周辺で渋滞が発生した。
陥没した路面は幅2メートル、長さ5メートルあまりで、最も深い場所は1メートル程度の深さがあり、厚さ約30センチのアスファルトがまだ小規模に陥没を続けていた。目撃者によると、陥没発生時はちょうど信号が変わったところで、車は転落しなかったという。陥没が発生した路面のアスファルトはまだ新しく、通行人によると現場はよく路面工事が行われ、前日にも舗装工事をしたばかりだったという。
現場処理中の作業員によると、同日午前の陥没前に、既に現場から陥没が見られると連絡があり、現場に処理に訪れたという。作業員によると、陥没現場はここ1カ月修理が行なわれ、合計約12トンのアスファルトが使用された。
修理を担当した上海林林市政養護工程有限公司の担当者によると、現段階では路面下に空洞が生じた原因はまだ判断できず、引き続き修理を行なうという。交通警察部門が現場で交通整理にあたり、車輌を迂回させた。27日午後に専門家が現場を調査したところ、上海では多くの場所で土壌が砂質であるため、陥没発生の原因は地下水の流れにより砂質の土が流出して空洞を形成したためと見られる。市政府の関連部門はショベルカーで現場の路面を掘り返して土砂で埋める計画で、28日には完了する見通しだ。
「人民網日本語版」2011年10月28日