米国・カナダ・スイスの全寮制学校数十校が先週末、北京で学校説明会を行い、学生と保護者約1000人が参加した。学生の中には中学1年生、小学生の姿もあった。統計データによると、米国の中学・高校に留学する中国人学生はここ5年で100倍に増えており、米国留学の低年齢化が顕著になっている。北京日報が伝えた。
米国、カナダの全寮制学校が北京で説明会を行うのは今年で6年目となるが、学校数は昨年よりも20校少ない40校あまり、募集人数は計400人未満で、1校あたり平均10人に満たない。説明会を主宰した米国ボーディングスクール協会(TABS)の責任者はこれについて、「米国の学校が中国人学生に対して興味を失ったわけではなく、中国人学生がますます増えるに伴い、名門校はわざわざ北京で説明会を開かなくとも申込が多数寄せられるようになったため」と語る。
レートや物価の上昇により、米国の全寮制学校の学費は年間5%ずつ増加しており、学費は一般的に年間5万ドル、安い学校でも約4万ドルは必要になる。しかし、それでも中国人の情熱は止まることがない。米政府部門の統計報告によると、2005年?2006年、米国の中学・高校に通う中国人学生はわずか65人だったが、2010年から2011年にかけては6725人と約100倍に増えている。