中国人の入学申込が増えるに従い、米国側の入学条件も高まっている。5年前は片言の英語が話せればよく、面接も無かった。しかし現在はTOEFL、SSAT、SLEP、SATの成績を提出しなければならないばかりか、面接による英語能力のテストが必須だ。一部の名門校に至っては、米国人と同じ英語レベルを要求され、合格率はわずか2%だという。
TABS中国地区の施怡如氏によると、もし14歳から米国の寄宿制学校に留学すれば、将来アイビーリーグに入学できる可能性は少なくとも2倍になるという。また、多くの保護者は子供に新しい学習環境を与え、見識を広めさせたいと考えている。ある保護者は「中国では勉強が大変で、学業の負担が重過ぎます。国外では本当の意味で自分の趣味を伸ばすことができるでしょう」と語る。
ますます熱くなる中国の低年齢留学市場に、英国、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、インドなどの学校も注目しており、中国人学生の争奪戦を繰り広げている。一方専門家は、学生と保護者は留学の前に経済的な条件を考慮しなければならないと注意を呼びかける。高校から大学卒業までは少なくとも7年間の学費が必要なのだ。
「人民網日本語版」2011年11月1日