日本の2007国際ロボット展で、1体の赤ちゃんロボットが人気を集めた
日本で外国人教師として勤務している間に結婚し、子供を授かった米国人のミシェルさんは、一連の不思議な経験をし、日本の少子化問題を身をもって感じた。日本の子供はどこへ行ってしまったのか。この単純な疑問は、日本全体が直面する苦境と問題をよく反映している。
日本での出産
日本の南部は美しい景色が広がり、人が多くなく、込み合う都市での生活に慣れたミシェルさんの感情を高ぶらせた。そこで数年生活した後、ある日本人女性と結婚し、子供もできた。病院で検査すると、医者から笑顔で「子供がいる」と言われた。しかし、次に発せられたのは耳を疑い、常識を覆す言葉だった。「子供を育てられますか」と聞かれたのだ。
その10カ月後、ミシェルさんは父親になった。医者にお礼を言いに行くと、看護室には約20台のベッドがあるが、産婦は妻を含めて2人しかいないのに気付いた。
数週間後、ミシェルさんは再び不思議なことに出くわした。政府から補助金が支給され、これが日本政府による出産を奨励する措置であることを知った。