日本の東京で「敬老の日」を祝うお年寄りたち
問題はどこに?
ミシェルさんは日本で外国人教師をしている時、各地の小中学校を訪問することがよくあった。南部にある大きな学校を訪問した際、そこの生徒数が非常に少なかったことを覚えている。そこは看護師学校で、その中の1棟の建物では50人以上の学生が生活できるが、生徒数はわずか8人だった。また、ある村の生徒数100人の小学校に英語の授業の打ち合わせに行った際には、大きな学校に1人の学生しかいなかった。
帰国前、ミシェルさんは現地の伝統的な祭りに参加した。その中に、お年寄りが次々に新生児の名前を叫ぶ場面があった。その時間はあまりにも短く、外国人であるミシェルさんでさえ居心地の悪さを感じた。数十人のお年寄りに対して、名前が呼ばれる新生児は3人だけだった。
このような情況を見れば見るほど、ミシェルさんは、日本には豊富な文化と美しい自然環境があるが、どこかに問題があるはずだと思うようになった。