昨年11月11日の「光棍(独身者)デー」は、ネットショップ各店が独身者デー用商品の販売キャンペーンを大々的に行ったことから、宅配便取扱個数が急増した。各宅配業者は突然の事態に対応が追いつかず、国内各地では軒並み、配達が大幅に遅れるという状況に陥った。国家郵政局によると、同局市場監督管理司と中国速達協会はこのほど、「11月11日ネットショップ販促活動に対応するための宅配業務座談会」を共同で開催し、宅配業者に応急試案を万全に整え、オンラインショッピング購入商品の宅配業務を確実に遂行するよう促したという。
宅配業者各社はすでに、専門の対策部門や指導チームを立ち上げ、専用宅配ネットワークを設け、オンラインで購入された独身者デー用商品の取り次ぎ、流通、配送を優先的に保障するよう手配した。また、専門スタッフや配送体制を一時的に強化し、配達車の増加、配達ルートを調整し、航空資源の増強を行うなど、配送能力を高める。さらに、必要に応じ、作業サイクルの増加や24時間操作などの応急試案も発動する。このほか、大手宅配業者は、顧客サービス・クレーム処理能力を高める目的で、本社カスタマーサービスセンターと各主要地域のカスタマーサービス部のスタッフの全員勤務体制を敷き、顧客からの電話には待たせることなくスムーズに受け、クレームに即刻対応できるよう取り計らっている。
「人民網日本語版」2011年11月10日