地震で深刻な打撃を受けた日本・東北地区の観光業を支援するため、日本外務省は15日から東北地方を訪れる外国人を対象にビザ手数料を免除する優遇政策を開始する。同政策の実施期間は5年。規定によると、申請者は岩手県、宮城県、福島県の東北3県を訪れる旅行計画や航空チケット控えなどの証明資料を提出すれば、3千円(約250元)のシングルビザ手数料または6千円(約500元)のマルチビザの手数料の免除を受けることができる。もっとも同政策に対する上海市民の反応は薄い。
上海駐在日本総領事館によると、査証部門ではまだ関連の通知を受け取っていないという。現在、多くの旅行会社が扱っている日本ツアーの路線は、震災で影響が深刻だった日本の東北地区に関するものは少ない。上海国旅の関係者によると、初めて日本観光に行く市民は基本的に北海道や東京、本州などのルートを選び、震災の被害が大きかった東北3県は主要な観光地ではなく、一部のフリーツアーの観光客しか訪れないという。
「人民網日本語版」2011年11月10日