朝鮮のピョンヤンに到着した日本サポーター
日本サポーターに突きつけられた「6つの禁止事項」
サッカー観戦のみ、観光不可。団体行動厳守。観戦時は鳴り物、高温のラッパは使用禁止。横断幕も、国旗も掲げるな。
2014年ワールドカップアジア予選で、日本対朝鮮戦が15日、朝鮮の首都ピョンヤンで開催され、日本は0対1で朝鮮に負けた。この試合は1989年以来、初めて日本のサッカープレイヤーが朝鮮で行った試合だった。200人を超える日本人(サポーター150人、記者2、30人)がピョンヤンの金日成スタジアムで観戦した。
近年で朝鮮を訪問した最大規模の日本からの団体だった。日本の外交関係者が先発隊としてピョンヤンに出向き、まず観戦について調整するなど、試合前の雰囲気も特殊なものだった。
日本が1945年に敗戦した時、朝鮮半島での35年に及ぶ占領が終結した。その後、今に至るまで日本と朝鮮は外交関係を結んでいない。
AP通信によると、14日、15日の2班に分かれてピョンヤンを訪れた日本サポーターは1989年以降、最大規模の日本からの団体だった。すべての日本サポーターは朝鮮での観戦のために、日本サッカー協会が委託した西鉄旅行の団体旅行に参加しなければならず、3日間で1人3740ドル(29万円相当)を支払っている。
2005年、もともとピョンヤンで開催する予定だった日本対朝鮮の試合は「安全を考慮して」臨時に会場をタイに変更して行われていた。