無人宇宙船「神舟8号」の帰還モジュールが19日に北京に到着し、着地現場指揮本部から開発元の中国空間技術研究院に正式に引き渡された。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
航天科技集団空間技術研究院のカク(「赤」におおざと)平・有人宇宙船システム主任設計士によると、帰還モジュールは21日にハッチを開ける予定。その後次の作業を行う。
(1)搭載物の回収。一部の科学実験機器は着陸現場ですでに回収されている。
(2)ミッションが順調に進んだため使用されなかったバックアップシステムの撤去。
(3)データ回収と分析。これは後続の神舟宇宙船の宇宙飛行士により快適で安全な環境を提供するために活用される。
神舟8号は1日に酒泉衛星発射センターから打上げられ、宇宙ステーション実験機「天宮1号」と2回のドッキングを完了した後、17日夜に無事帰還した。初歩的な検査では帰還モジュールの外観は良好で、アブレーションの状況も正常だ。
「人民網日本語版」2011年11月20日